黒点病の原因と対策
台風が過ぎ去り、久しぶりの晴れ間です。
梅雨の雨と台風で雨量が200mlを超えました。今日はたくさんの農家が防除(消毒)をしています。
防除(消毒)には、定期的に行う防除とスポット的に行う防除があります。
定期防除は主に黒点病対策です。
黒点病とは・・・果実の表面に黒い点々ができる病気です。黒点病は果実には何の問題もなく、普通に食べることができます。ただ見た目が悪いため、商品価値が下がり規格外となってしまいます。

雨量200ml毎、もしくは30日間隔で防除を行います。
黒点病とは・・・
<原因>
黒点病の原因となる胞子が、果樹の枯れ枝や剪定した枝で形成された柄子殻(へいしかく)や地中や落ち葉上で形成された子のう殻(しのうかく)の中で冬を越し、胞子にとっての最適な気候になると拡散し、枝葉や果実に付着して黒点となります。
柄子殻や子のう殻など聞きなれない言葉ですが、枯れ枝等から出た菌が飛んで、果実に付くということです。
<発生する状況>
・気温が20~25度
・湿度が高い
・枝葉や果実が長時間濡れた状態にある
温州ミカンやポンカンなどの柑橘は、梅雨入りする時期から感染しやすい環境となります。そのため、5月下旬から6月初めころから黒点病に対する防除を始めます。
<消毒での対策> 今回は3種類の薬剤で行いました。
ジマンダイセン 600倍・・・殺菌剤 黒点病に効果があります。
アビオンE 1000倍・・・展着剤 葉の表面に薄い油膜を作り、雨などから薬剤が流れるのを防ぎます。
グレーシアフロアブル 4000倍・・・殺虫剤 アザミウマ類、チョウの幼虫、ダニなどに効果があります。ミツバチなどの昆虫に影響が少なく、安全性の高い薬剤です。
<その他の対策方法>
・剪定を行い、風通しの良い木にする
・枯れ枝は切り落とす
・剪定枝は放置しない ミカンの木の剪定方法
その他の病害虫
・ ミカンサビダニ・・・針葉や果実の汁を吸います。サビダニが発生すると、まさにサビが果皮に付いたように果実が茶褐色になり、果皮がガサガサになります。
・ ヤノネカイガラムシ・・・枝葉や果実に寄生します。果皮についたヤノネカイガラムシは黒い細長い点の形をしています。枝についた成虫は、カサブタのような硬い殻に覆われて樹勢を低下させしまいます。すす病の原因になります。

ミカンを作り始めた当初、ポンカンがすす病で黒くなり、1つ1つ拭いた記憶があります。ポンカンの凹凸のある果皮のついたススはなかなか取れず、大変でした。品質の低下は否めませんでした😿
・ エカキムシ(ハモグリガ)・・・葉に白い筋状の食害痕を残し、樹勢の妨げになります。
・ カメムシ・・・果汁を吸い、変色や落下を起こします。令和6年度の生産量の激減はカメムシが要因の1つだと言われています。
ミカンの苗木を害虫から守ろう カミキリムシ・カネタタキがミカンに与える被害と対策について
まとめ
いずれの菌も害虫も、剪定で混み合った枝を減らし、風通しを良く、日当たりの良い木を作ること、除草を行うことにより対策ができます。

ついこの間、全園除草が終了したと思ったら、雨で雑草が育つ育つ😿
7月は摘果の時期です。摘果に備えて全園地草刈りをしないといけません。
除草 → 摘果 → 園地整備 熱中症と蛇に気をつけてこの夏も頑張ります✌


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