この記事では、令和8年に私が担当している南柑20号の2つの園地で、実際に行っている摘果の様子を記録していきます。
南柑20号は浮皮になりやすい品種として知られていますが、摘果の時期や方法についてはさまざまな考え方があります。
私自身もまだ勉強中ですが、今年は園地の状態や実の付け方を見ながら摘果をしています。この記事では、実際の作業の様子だけではなく、摘果をして感じたことや園主から出された課題についても記録していきます。
摘果
地球温暖化の記事でも記載しましたが、今年は園主から南柑20号の2園地を任されて摘果しています。温暖化がミカンに与える影響と今後の取り組みと品種
現在は粗摘果中です。摘果(間引き)作業の目的と摘果したミカンでミカンシロップを作ってみた
摘果の仕方と摘果したミカンの活用方法 先日作ったシロップのその後をみてみましょう
私の粗摘果方法 ① たくさん実がついている木のみ摘果する
② 木の内裾の小さな果実をちぎる
③ 傷果をちぎる
④ ピョーンと伸びた徒長枝の上向き果実をちぎる

⑤ 大き過ぎる実も摘果し、サイズを均一化する
この方法で、7月から粗摘果を続けてきました。
私が任された園地は共同スプリンクラーが設置されているため、干ばつの今も3日間隔で10ミリの灌水がされています。
果実のサイズも良いです。灌水をしていない園地の果実は、見るとショックを受けてしまうほど小さいのですが、灌水をしている上に今年の南柑20号は玉太りが良いようです。
では、なぜ今摘果をしているのか・・・隔年結果をしないようにするためです。
いくらサイズが良くても、生りすぎた木は樹勢が弱ってしまいます。ダメージを受け過ぎると枯れてしまいます。
来年も実をつけてくれるように、ある程度の量まで実を落としているのです。

気温が高いからまだ実は大きくなるはず。大きい実を摘果して小さい実を残してる
という近所の農家さんの話を聞きました。

私の摘果方法は合っているのかなあ・・・💦

園地によっても、木によっても実のつけ方が違うのだから、人の話を鵜呑みにしないで自分の感覚で摘果したらいい。勉強だから・・・
仮に大玉になったとしても、隔年結果を起こして来年生らないよりは良いから。
ただし・・・「記録に残し、今後の摘果に生かせて欲しい」という課題をもらっています。(笑)
園主からの課題(-_-;)
① 摘果前の写真を撮る
② 摘果後の写真を撮る
③ 気候、感想等を記録する

これは果実のサイズを測る道具です。
8月10日現在の目安のサイズがこの45ミリです。
この45ミリの輪を通り抜けなければS玉以上のレギュラーサイズの精品となります。(傷等が無ければ)
逆に通り抜けると小玉以下、小さすぎると加工になってしまいます。

これは9月収穫の極早生のサイズ基準で、12月収穫の南柑20号だともう少し小さくても大丈夫だけど、これを目安にして。
という、園地の教えで、この輪を通り抜けるサイズを落としました。
9月中旬ころから仕上げ摘果を行う予定です。作業が始まったら、実際の方法や様子を追記します。
摘果をしてみて
1 カメムシ

摘果してたら、黄色い実があるんよね。隣の園地の人に効いたら蛾が吸ったんじゃない?って言われたんだけど、そんなことってあるの?

これはカメムシが吸った実だと思います。
カメムシに吸われた実は黄色くなり、触ったらポロッと落ちてしまいます。春頃カメムシの発生が全国的に取りだたされました。8月、またカメムシが発生しています。各々の園地に応じて消毒を検討中です。
2 そうか病

今まで1度もそうか病が発生したことのない園地です。
私が知っているそうか病とは、少し様子が違います。春先に発生するそうか病は、もっとカサブタのようにものが皮にくっついているかのように見えます。
後期に発生するそうか病は写真のようになるそうです。
そうか病は、カビ菌が原因の病気です。湿気のこもりやすい、風通しの悪い園地で発生しがちです。
この園地は風通しも良く、そうか病が発生する要因が思い当たりません。
若木数本にだけ発生していたので、感染を防ぐため発生した若木の実は全てちぎりました。
感想
摘果方法、発生した病害虫 これを記録し、今後の栽培に役立てていくことが大切だと意気込んでいます。(笑)


コメント